簿記3級が難しいのは“才能不足”ではありません|初心者が最初につまずく理由

簿記・経理
きーな
きーな

経理実務18年、簿記2級とFP1級のダブルライセンスを持つ私が、
今日は簿記に才能が必要かどうかをお話しますね!

「簿記3級って、思ったより難しい…」
これは、本当に多くの人が感じることです。

本屋でテキストを買ってみたものの、

  • 借方・貸方で止まる
  • 用語が頭に入らない
  • 何をやっているのか分からない
  • 仕訳が暗号に見える
  • “自分には向いてないかも”と思ってしまう

こんな状態になる人は、とても多いです。

でも、先にお伝えしたいのは、簿記3級が難しく感じるのは「才能不足」ではないってこと。
実は、簿記には“最初だけ独特の壁”があるんです。

私は経理実務を18年続けていますが、今でも最初に勉強した頃の「???」だった感覚をよく覚えています。
だからこそ、今つまずいている人に伝えたいことがあります。

簿記は「才能」で理解するものではなく、「慣れ」で理解できるようになるもの

今回は、初心者が最初につまずく理由と、少しラクに学べる考え方をお話しします。

つまずく理由①「借方・貸方」が日本語として分かりにくい

まず、多くの人が止まるのがここです。

「借方?」「貸方?」……いや、名前が難しい。
しかも、

  • 借りた?
  • 貸した?
  • お金?
  • どっちが増えるの?

と、日常感覚とズレています。

ここで混乱して、「自分には向いてない」と感じる人が本当に多いです。
でも実際は、最初から理解できる人のほうが少数派です。

私自身、最初は“左右を分けるための名前”くらいにしか理解していませんでした。
それでも大丈夫でした。

参考までに、

借方は「かかた」の「」が左を向いている
貸方は「かかた」の「」が右を向いている

といった覚え方もあるみたいですね。迷ったらぜひ思い出してくださいね。

簿記は、最初から完璧理解を目指すより、

  • まず真似する
  • 問題を解く
  • 少しずつ意味が分かる

という順番のほうが自然です。

スポーツでいうと、ルールを全部覚えてから試合するのではなく、まず動いてみる感じに近いです。
というわけで、ここではひとまず、左は借方、右は貸方、くらいの取説だと思って覚えてしまいましょう。

つまずく理由②「専門用語」が多すぎる

簿記には独特の言葉がたくさん出てきます。

例えば、

  • 仕訳
  • 勘定科目
  • 元帳
  • 試算表
  • 貸倒引当金
  • 減価償却費

など。

初心者からすると、「日本語なのに日本語じゃない」みたいな感覚になります。
しかも、1ページ読むだけで知らない言葉が大量に出てくる。こういうのを読み続けてると、かなり疲れますよね。

でも安心してください。
経理の現場でも、最初から全部理解して入ってくる人はほぼいません。

むしろ実務では、
あ、この言葉また出てきた
なんとなく分かってきた
を繰り返して覚えていきます。

つまり、簿記は“理解してから進む”というより、触れる回数で馴染んでいく学問なんです。

英語に少し似ています。
最初は単語だらけで苦しいけれど、繰り返すとだんだん見慣れてきます。

つまずく理由③「数学が苦手だから無理」と思ってしまう

これは本当によく聞きます。
でも、簿記3級に高度な数学はほとんど必要ありません。

実際に使うのは、

  • 足し算
  • 引き算
  • 集計

が中心です。

むしろ大切なのは、「お金の流れを整理する力」です。

例えば、

  • 現金が増えた
  • 商品を売った
  • 借金を返した
  • 備品を買った

こういう出来事を、“会社の記録”として整理していくのが簿記です。

だから、「数学が得意=簿記が得意」とは限りません。

逆に、

  • コツコツ型
  • 丁寧に整理するのが好き
  • パズル感覚が好き

という人は、後から伸びることが多いです。

つまずく理由④ 最初から“全部理解”しようとしてしまう

心当たりのある方いるのではないでしょうか?

真面目な人ほど、

  • 一字一句理解したい
  • 完璧に覚えたい
  • 間違えたくない

と思います。

でも簿記は、最初から全部理解するのが難しい構造になっています。
なぜなら、「後半を学ぶと前半が分かる」ということが多いからです。

例えば、試算表や決算を学ぶと、「あ、だから仕訳って必要だったのか」と後からつながります。

つまり簿記は、“点”で覚えるより、“全体像”が見えてから理解が深まるタイプの勉強なんです。

だから最初は、「今はなんとなくでOK」くらいで進めるほうが、むしろ続きます。
というわけで、いったんさらりと読み流して、どんどん次へ行きましょう!

勉強が続かないのは、能力より“疲れ方”の問題

簿記が続かない人は、「自分はダメなんだ」と思いがちです。

でも実際は、

  • 理解できない不安
  • 用語疲れ
  • 完璧主義
  • 比較して落ち込む
  • 進みが遅く感じる

こういう“精神的な疲れ”が原因になっていることが多いです。

特に社会人は、

  • 仕事
  • 家事
  • 育児
  • 人間関係

など、すでに毎日かなりがんばっています。
その上で勉強するだけでも、十分すごいことなんです。

だから私は、「毎日2時間やる!」より、「10分でも触れる」をおすすめしています。

疲れている中でも10分間、自分の将来のために簿記に取り組めたなら、とても素敵なことですよね!

簿記3級は“センスの試験”ではありません

経理を18年やってきて感じるのは、簿記ができる人は、最初から天才だった人ではないということです。

むしろ、

  • 最初は苦手だった
  • 借方貸方で止まった
  • 何回も挫折しかけた

という人のほうが多いです。

でも、

  • 少しずつ触れる
  • 問題を繰り返す
  • 分からなくても前へ進む

を続けた人が、あとから理解できるようになることが多いようです。

だから、今つまずいているとしても大丈夫です。

それは“向いていない証拠”ではなく、みんなが通る最初の壁だからです。

まとめ

  • 簿記3級が難しく感じるのは、才能不足ではなく“最初の独特さ”が原因です。
  • 借方・貸方や専門用語でつまずくのは、多くの人が通る自然な流れです。
  • 簿記は「最初から全部理解する」より、「繰り返して慣れる」が大切です。
  • 数学の才能よりも、コツコツ続ける力や“お金の流れを見る感覚”が重要です。
  • 今つまずいていても大丈夫。少しずつ続けることで、必ず理解は深まっていきます。

やってみよう!

🗓️今日は「10分だけ」簿記のテキストを開いて、目次の中で気になったものを1位から3位までランキングしてメモに書き出してみましょう。

今日もこのサイトでは、がんばるあなたを応援しています!!

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